logo

【オーディオテクニカ レコードプレーヤー】全世界累計約100万台を販売した大人気シリーズの最新作!

無線接続&USBでデータ保存可能!(audeio-technica/AT LP120XBT USB)

↓YouTube動画ではAT LP120XBT USBの特徴や使い方の他、音質比較等も収録

この記事の目次

ここ数年レコード人気が高まっているのをご存じでしょうか。

一時期は消滅の危機にあったレコードですが、アメリカではCDの売り上げを34年ぶりに上回ったりと世界的なブームになっているんだとか!

レコード人気

以前別の動画で2万円弱という低価格で人気のレコードプレーヤーをご紹介したんですが、今回新たにレコードプレーヤーが発売されました!!

テクニクスsl1200

レコードプレーヤー界では名機と言われるテクニクスのSL1200!50年以上、世界中で愛され何度も復刻販売されている傑作です。

オーディオテクニカ

そのオマージュと言いますか、見た目はそっくり(笑)な今回の1台。

テクニクスとオーディオテクニカ

本家は10万円越えですが、半分以下でそのカッコよさを楽しめて、愛用しているAudio-Technicaの新製品という事で購入を決めました!

↓現在はYouTube動画アップ時よりも値上がりしてます。

今はデジタルデータで気軽に音楽を楽しめるのが当たり前の時代。

スマホとワイヤレスイヤホンで、いつでもどこでも音楽を楽しめるのは便利ですが、たまにはアナログな音を楽しんでみませんか?

アナログの音

そんな時にはレコードプレーヤーはいかがでしょう。デジタルには無いリアルで暖かみのあるアナログの音。

ポスターの様なビジュアルでインテリアとしても格好良いLPレコードのジャケットやレトロなレコードプレーヤー。

ジャケット

レコードが鳴っている部屋でジャケットを見ながら高音質な音楽を楽しめるのもレコードの魅力。

一度は無くなりかけたレコードですが、当時を知らない若者の間にも人気が広がっているようです。

最近はレコードプレーヤーも進化していて、Bluetoothでワイヤレス再生ができたりレコードの音源をパソコンに取り込む事ができたり。

レコードプレーヤーのデジタル化

デジタル化に対応した便利なレコードプレーヤーが発売されています。

今回はそんなレコード生活が楽しめそうなレコードプレーヤーをご紹介します!

今回ご紹介するレコードプレーヤーの特長

特徴一覧

・フォノイコライザー内蔵

フォノイコライザー

レコード再生に必要なフォノイコライザーが内蔵しているので、これからレコードを始めるという方でも初期投資が少なく始めやすい1台。

オーディオシステム

一般的にレコードプレーヤーはフォノイコライザー、アンプ、スピーカーを繋いで音を再生させます。

しかし、今回のレコードプレーヤーはフォノイコライザーが内蔵されているのでアンプとスピーカーに繋ぐだけで音楽を楽しむことが可能。

アンプとスピーカーだけ

レコード再生に必要なフォノイコライザーが内蔵しているので、これからレコードを始めるという方でも初期投資が少なく始めやすい1台。

外部のフォノイコライザーに繋いでアップグレードすることも出来るので、こだわりたい方や中級者以上の方にもおすすめです。

ちなみにフォノイコライザーには『音の出力レベルを上げてレコードに記録された音を本来の音に復元する』という役割があります。

レコードの溝

レコードプレーヤーはレコード盤の音データが刻まれた溝をダイヤモンドの針が触れることによって振動が起きます。

カートリッジ

その小さな振動をカートリッジが電気信号に変換していますが、そのままでは非常に小さい信号の為、フォノイコライザーで増幅します。

またレコード盤を製作する都合上、高音は大きく低音は小さく記録されますが、それを本来の音に復元するのもフォノイコライザーの役目。

・ダイレクトドライブ方式

レコードが回転する仕組みとして、主にダイレクトドライブとベルトドライブの2種類の方式があります。

ダイレクトドライブとベルトドライブ

ベルトドライブはモーターの駆動をゴムベルトを介してプラッターを回す方式。モーターの振動を小さく滑らかな回転になるのが特徴。

ベルトドライブ方式

構造的に、ノイズが発生してるモーターからカートリッジを離せるのも利点の一つといわれています。

デメリットとしては回転トルクが弱いものが多く、立ち上がりが遅かったり、回転ムラ(ワウ・フラッター)が大きいことがあります。

また、ベルトが消耗品の為、伸びたら定期的に交換しなければいけません。

今回のプレーヤーは強い回転トルクで立ち上がりが速く、安定した再生が出来るダイレクトドライブ方式を採用。

ダイレクトドライブ方式

ダイレクトドライブは先ほどのベルトドライブと違い、モーターとプラッターがスピンドル(回転軸)で直接繋がっています。

そのため回転トルクが強いものが多く、構造的に回転ムラが少ないといわれています。

デメリットとしては構造的にモーターとカートリッジが近いため、モーターで発生する振動が伝わりやすいことが挙げられます。

クラブでDJが回しているターンテーブル。実はそれもこのダイレクトドライブ方式のレコードプレーヤー。

dj

DJプレイはレコードを直接手で触れて早送りや巻き戻しをしたり、レコードを素早く動かしてスクラッチしたりします。

この時ベルトドライブだと回転トルクが弱く、立ち上がりが遅くなってしまうので回転トルクの強いダイレクトドライブ方式が採用されています。

トルク数一覧表

DJ用としてバリバリ使うにはちょっとトルクが足り無さそうな感じですが、私みたいにリスニングに使うには問題なさそう。

LP120XBT

ダイレクトドライブ方式のプレーヤーって高いイメージがあったんですが、この価格で買えるのは有難い!

・ワイヤレス再生可能

通常レコードプレーヤーには搭載されていないBluetooth接続機能が搭載。

Bluetoothバージョン一覧表

しかも通信速度や通信範囲に関係するBluetoothのバージョンは比較的新しめの5.2。

コーデック一覧表

遅延や音質に関係するコーデックはSBCに加えて高音質なaptX™ audioやaptX™ Adaptive audio(ハイレゾ相当)が使用可能です。

ワイヤレスに楽しめる

ワイヤレススピーカーやワイヤレスヘッドホンでレコードの音が高音質に楽しめます。勿論、有線接続でアナログの音をそのまま楽しむことも可能。

有線でも楽しめる

・USB端子搭載

レコード音源をデジタルデータに変換できるUSB端子を装備しています。

USBケーブルでPCと繋げばレコードの音をデジタルファイルに変換することが可能。

デジタルデータとして保存できる

レコード音源を屋外で楽しんだりレコードでしか聞けないレアな曲をデータとして保存する事が出来ます。色々な使い方が出来て便利な一台。

以前購入したAudio-TechnicaのAT-LP60XBTも価格の割には音も良くてシンプルなデザイン。

少しチープなプレーヤー

ただ、使っていくうちにトーンアームとかシェル付きカートリッジとかのチープさが気になってました…

sl1200

そんな時、伝説!?のSL1200に似たモデルがAudio-Technicaから発売されたので即、購入しました。

開封するとこんな感じ

レコードプレーヤー本体 ダストカバー プラッター&フェルトマット 付属品など

プレーヤーはデザインも良いですし、しっかりした作りです。ベースは樹脂製ですが、そんなにチープな感じは無いですね。

プレーヤーの感想

プラッターは制振設計を施したアルミニウム合金ダイキャスト仕上げで、端が斜めになっているデザイン。

プラッター

デジタル音源と違って針で音のデータを読み取るので斜めになってたりすると音に影響が出てしまいます。プレーヤー本体は水平な場所に置きます。

水平に!

プレーヤーの組み立て方や設定

プレーヤー本体にプラッターを置きます。プラッターを置く時は中央にあるこの金属の回転軸(スピンドル)を傷つけないように注意!

スピンドルに注意

レコードを保護する為のフェルトマットを敷きます。

フェルトマットを敷く

次にこのヘッドシェル付カートリッジをトーンアームに装着。取り付けが完了したらプロテクターを外します。

ヘッドシェル付きカートリッジ装着

ちなみに今装着したヘッドシェル付カートリッジ、Amazonで買うと12,000円位。

ヘッドシェル付きカートリッジは12,000円位

↓Amazon販売ページはコチラ

トーンアームにカウンターウエイトを取り付け、反時計回りに回します。

カウンターウエイト

トーンアームを固定しているクランプを外してトーンアームが水平になる様にカウンターウエイトを回して調節。

トーンアームを水平にする

トーンアームが水平になったらカウンターウエイトの針圧調整リングのみを回して、目盛りを一旦『0(g)』に合わせます。

目盛りを0に合わせる

今回使用するカートリッジの推奨針圧が2グラムなので、カウンターウエイトを回して針圧値の目盛りを2(g)設定。

目盛りを2に合わせる

最後にアンチスケーティング調節ダイヤルを針圧値と同じ2(g)にします。

針圧値と同じ2(g)にする

※今回使用するカートリッジは推奨針圧値が2グラムでしたが、カートリッジなどによって異なりますのでご確認の上設定を行ってください。

ダストカバーを装着

埃などから守る為のダストカバーを装着して完成。針先が見えにくい場合はターゲットライトを装着することも出来ます。

ターゲットライト装着

あとは配線を接続していきます。

配線

通常レコードプレーヤーはプレーヤーにフォノイコライザー→アンプ→スピーカーを接続して音楽を再生します。

アンプとスピーカーだけ

今回のレコードプレーヤーはフォノイコライザーを内蔵してるのでレコードプレーヤーにアンプとスピーカーを接続するだけでOK。

内蔵のフォノイコライザーを使用する場合はプレーヤー裏面にあるPHONO/LINEスイッチをLINEに設定。

LINEに設定

逆にPHONOに設定すれば外部のフォノイコライザーを使用することも可能。上位機種にアップグレードすることが出来るのは嬉しいですね。

外付けフォノイコライザーを使用する場合はブーンというハムノイズが発生することがあります。

アース線

プレーヤー裏面のGNDとフォノイコライザーにアース線を接続しましょう。

こちらはオーディオケーブル(AUX)差込口。有線接続時はこちらにケーブルを挿して使用します。

ケーブルを挿入

電源アダプターの差込口に付属のACアダプターを挿すと電源が入ります。

電源アダプターの差込口

接続が完了したらこちらのダイヤルを回して電源をONにします。

電源をon

Bluetooth接続も可能で、ワイヤレスに自由なスタイルで聴けるのもこのレコードプレーヤーの特長。

ワイヤレススピーカーやワイヤレスヘッドホン等でレコードの音を楽しめます。

Bluetooth接続の際は先ほどのPHONO/LINEスイッチをLINEに設定

接続したい機器をペアリングモードにして、こちらのコネクトボタンを長押しすることで接続されます。

コネクトボタン

ランプが青色に点灯したらペアリングは完了です。

ちなみにBluetooth機能搭載のラジカセと接続して音楽を聴くことも可能。違和感満載ですが、こんな楽しみ方も出来ます。

ラジカセ

レコードは大きく分けて3種類。

レコードの種類

良く見るタイプのLP盤と少し小さめのEP盤、そして歴史が古いSP盤があります。

EP盤は直径7インチ(17cm)1分間にレコードを45回転させて再生。片面に5分~8分録音する事が可能で両面で2,3曲入ってることが多いです。

EP盤は直径7インチ

ちなみに片面に1曲しか収録されていないものは「シングル盤」真ん中に大きな穴が開いているものを「ドーナツ盤」と呼んだりします。

ドーナツ盤のこの大きな穴はジュークボックスの中でレコードを機械的に自動装填するためものみたいですね。

良く見るタイプのLP盤は直径12インチ(30cm)、1分間に33と1/3回転で再生。片面に約30分、両面で約1時間と長時間収録することが可能。

LP盤は直径が10インチ

さきほどのEP盤よりも長く収録出来る事から「Long Playing」=LPと呼ばれています。

SP盤はこの中で一番歴史の古いレコード。直径が10インチ(25cm)で片面3分のタイプと直径12インチ(30cm)で片面約5分のタイプの2種類。

SP盤

EP盤やLP盤がビニール(Vinyl)素材で出来ているのに対して、SP盤はシェラック樹脂製で硬くて割れやすくなっています。

LP盤を再生する時はプラッターにレコードを置いて、こちらの回転数セレクターを33(33 1/3)に設定。

33回転

EP盤を再生する時は回転数セレクターを45に設定。EP盤は真ん中の穴が大きいもの(ドーナツ盤)が多いのでこちらのEPアダプターを使用します。

EPアダプター

sp盤を再生する時は回転数セレクターを78に設定。33と45のボタンを同時に押します。

ちなみにSP盤を再生する場合、専用のカートリッジに交換する必要があります。(大体Amazonで10,000円位でした。)

SP盤用カートリッジ

↓Amazon販売ページはコチラ

突然ですがここでクイズ!ここのプラッターの縁の模様は何の為でしょうか。

クイズ プラッターの縁模様 三択

正解は…②プラッターの回転速度を測る為。

プラッターを回転した際に光が当たった時の模様の見え方で回転速度を測定。

回転速度を測定

回転速度が正しいと表面の縞模様が止まって見えます。逆に遅かったり速かったした場合は動いて見えます。

レコードを再生する時はまずSTART/STOPボタンを押してプラッターを回転させます。次にリフターレバーを操作してトーンアームを上げます。

スタートボタン

レコードの聴きたい位置までトーンアームを移動。リフターレバーを下げて針を落とします。

リフターレバー

聴き終わったらトーンアームを上げて元の位置に戻し、START/STOPボタンを押してプラッターの回転を止めます。

レコードの音をパソコンに音楽データとして保存したい時はプレーヤー裏面にあるUSB端子に付属のUSBケーブルを挿してパソコンと接続。

usb差込口

無料で使えるAudacity等のソフトを使用してデジタルデータに変換します。

無料ソフト

実際にブックシェルフスピーカー(JBL L52classic)を繋げてレコードの音を実聴!

特徴一覧

↓お勧めブックシェルフスピーカー

↓プリメインアンプはコチラがお勧めです。

YouTube動画の方では比較として以前使用していたAT-LP60XBTの音も収録していますので気になる方は是非チェックしてみて下さい。

JBL L52classic

↓YouTube動画ではAT LP120XBT USBの特徴や使い方の他、音質比較等も収録

簡単なスペックはこんな感じ。価格もそうですが、重量や針がかなりアップしているので期待が持てそうですね。

スペック比較一覧表

【まとめ】

実際に音を聴いてみましたが、今回ご紹介したレコードプレーヤーの方が針や重量が向上したこともあってやっぱり音は良いですね。

中音や低音に厚みが増して、全体的に力強く、艶が出た印象。機能も豊富で以前のプレーヤーより使いやすくなりました。

レコードプレーヤー

何より、一つ一つのパーツに高級感が増していて、デザインも格好良いのでインテリアとしてもおすすめです。

これを持っていると家に人を呼んでお披露目したくなりますね!(呼べるような友達いませんがw)

寂しそうなイラスト

プレーヤーもレコード盤も大きいですが、その分所有欲も満たされます。

レコードはハードルが高いイメージがありますが、フォノイコライザーが内蔵されているので初めての方も初期投資を抑えて気軽に始めやすい1台。

レコードプレーヤー

外部のフォノイコライザーに繋いだり、針を交換することも可能。慣れてきたら自分好みにアレンジすることも出来ます。

初めての購入や久し振りの人、今お使いのプレーヤーからランクアップさせるのにも最適ですね。

最近主流のサブスクは手軽に音楽が聴けてとても便利ですが、レコードはアナログならではの楽しさがあります。

レコードプレーヤー

針を落として曲が始まるまでのワクワク感やプツプツというノイズ音、表情豊かな音色を聴く時間は、自分にとって心を癒してくれるひとときです。

聴くまでの時間や空気感を楽しめるのがレコードの魅力であり、茶道やDIYやドリップコーヒーなんかにも通ずる部分があるかもしれません。

茶道やDIY

レコードはサブスクやCDよりもかさばったり不便な一面もありますが、それ以上に代えがたい「音楽を楽しむ」という体験を味わうことができます。

レコードプレーヤー

音楽の聴き方が多様化している今、あえてアナログな音楽を楽しんでみるのはいかがでしょうか。

END

PICK UP!